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文教厚生常任委員会

昨日から常任委員会審査が始まりました。昨日は産業建設常任委員会、今日は文教厚生常任委員会が行われました。

今日の文教厚生常任委員会は議案の審査の前に請願説明を受けました。「学費と教育条件の公私間格差是正に向けて、私立高等学校への私学助成の充実を求める意見書の採択に関する請願」です。毎年提出されている請願です。

県内の私立高校は19校、通っている高校生の割合は全体の24.6%ということです。基本的に私立高校の学費は公立高校より高く、それ以外に施設設備費や入学金などを合わせると公立高校とはかなり差が生じています。その中、来年度から年収590万円未満の世帯へは授業料を全額負担する制度が始まります。授業料以外にも今記した施設設備費などは年間平均して12万円弱かかります。そういうところへも支援をしてもらいたいということも含まれる請願です。また、教職員も専任教員の割合を高めるための支援をすることも求めています。

いまだ私立の教育を求めて進学する生徒だけではなく、公立高校に入れなかった生徒が通っているという実態も少なくありません。こうした第一志望校ではなかった生徒で、その家庭が生活にやや困窮がある場合の支援は必要なことだと思います。

教育にかかる予算や子どもたちの学びを支援する制度について、それを推進することはかなり優先順位が高いものだと考えています。私は採決時には賛成しました。文教厚生常任委員会としては賛成多数で採択すべきものと決しましたが、4対3の状況でした。本会議で全体での採決を取りますが、採択されるのかわかりません。

このようにその現場で働いていて、特に子どもたちの健全育成や教育環境の整備などがもっと必要だと感じている方々が求めること、請願などに対しては認めるべきではないかと思っています。教育関係以外でも、市民が活動していて、こうしてもらえるともっと柏崎にも活気が生まれるとか、柏崎がもっと盛り上がると考えて請願等を出してきたものについては、議員としても一緒に頑張ろう、というエールの気持ちをもめて認めることがあってもいいと思っています。それぞれの活動などに対してもっと別の面から制度の改正や取り組みをしていくべきだと考えている人もいると思いますが、その現場で求めていることもやはり必要なことなのですから、認めてエールを送るようなことがあってもいいと思うのです。細かな文言にこだわっていたり、どこか別のほうを向いた態度では、頑張ろうと思っている人に冷や水をかけて元気の灯を消しているようなものだとも思います。でも、政治的にはいろいろあるのでしょうね。私のあずかり知らぬところで。

それはともかく、文教厚生常任委員会に付託された議案についてはすべて原案の通り可決すべきものと決しました。

#2019年9月 #文教

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