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使用済み核燃料税条例可決


3月31日に上程され、4月15日・17日と審議してきた使用済み核燃料税条例を今日、採決しました。結果は賛成20、反対5で原案通り可決されました。

反対した共産党、社会クラブの会派の方はそれぞれに譲れない思いがあったと思います。この条例に賛成することが原発再稼働を認めることになるのではないか、平成15年の同様の条例案に反対した経緯があること、などでしょう。

私の会派は先日も記したように、税の目的、納税者の同意などから反対する要因がありませんでしたので賛成しました。

これによりすぐに条例が施行されるわけではなく、国、総務省の認可を受けてからのことになります。前回平成15年の使用済み核燃料税条例も全国初のことでしたが、その時は特定納税者であった東京電力からの同意を得る前に議会で採決した経緯があり、その後正式な施行には苦労もあったり時間もかかったようです。そのことからも今回の条例では採決前に特定納税者である東京電力からの同意を得ることにしていました。市の当局側も手順を適切に踏んで、今日を迎えることになったわけです。調整にはそれなりの苦労もあり、時間もかかったり、大変だったと思います。市長の積年の思いがこもった条例でしたから否決されるわけにはいかなかったと思います。プレッシャーもあったのではないでしょうか。お疲れ様でした。

搬出先と想定しているむつ市ですが、先日も記したように、受け入れるときには使用済み燃料1キログラム当たり19400円、貯蔵しておくには同様に1300円かける条例です。この条例は議会では可決されていますが、特定納税者の同意は得られていませんし、総務省との調整も済んでいません。ということは、このまま成立することにはならないかもしれないのです。柏崎市と比べてもあまりにも高い税率ですから。ちなみに柏崎市は1キログラム当たり620円、経年累進課税分の最大を加えてもプラス250円ですから870円です。むつ市の条例についてはどうなるのか注視していきたいと思います。

この本会議後、産業建設常任委員会協議会で、市内の3施設、「シーユース雷音」「じょんのび村」「大崎温泉雪割草の湯」のしばらくの休館について報告がありました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言を受けてのことです。このような施設の休館は民間を含め、かなり多くなってきています。飲食店では相当大きな影響があるようです。今回の3施設は雇用調整助成金の対象になるということですのでよかったのです。国をはじめ県や市としてもいくつかの補助金や助成金、融資を行っていますので、各事業所において、利用の可否を確認していただきたいと思います。

#2020年4月 #随時会議

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