総務常任委員会 議会運営委員会
今日は総務常任委員会の2日目として、総合企画部と財務部関係の審査を行いました。
・31年度も経営共創基盤に政策コンサルティングを委託する。31年度は、地域エネルギー会社、中心市街地活性化、事業峻別のターゲット、じょんのび村、ゼロックス撤退後の雇用、公共交通などについて検討していく。
・大学との連携については例年通りだが、産大に関しては大学だけでなく、附属高校を含めた柏専学院全体への補助とする。
・31年度からは公共バスの市内路線は全て高齢者を対象に半額の割引制度を10月から行う。長岡線も含める。
・次世代エネルギー活用として地中熱の利用も行う。中学校のエアコンへの利用を行う。
・水素エネルギー体験として秋に行われる子ども向けの科学の祭典にあわせて行う。
・ふるさと納税の取り扱いサイト(ポータルサイト)を今までの「ふるさとチョイス」の1つから3つに増やしていく。31年度は2億円を目指す。
・今年の夏の参議院選挙から期日前投票所を移動投票所として投票所までが遠い地区、投票所がなくなる地区に出していく予定。
その後委員会協議会として、業務継続計画(BCP)について、公共施設マネジメントについて、人事評価制度についてなどの説明がありました。
BCPについては、受援計画もあわせて記した方がいいのではないかと思います。でも、BCPが策定されたことはよかったことだと思います。
公共施設については、モデル地区だけではなく、各コミセンごとの個別の施設計画を庁内では策定したのであれば、その地区の方々と一緒に考えていく意思があるなら、公開してほしいと思います。希望する地区だけでもいいので。
人事評価については、学校の教職員も行っていますが、それ以上にシビアなものだという印象でした。SABCDの5段階で表し、それがボーナスに直接かかわるのです。「標準」という名前のB評価だと、ボーナスは100分の92とのことです。これってどうなんでしょう。また、下のものが上司を評価するシステムが現在ないとのことですので、今はやりのパワハラも考え、そちらからの評価も行ってほしいと思いました。
この委員協議会の後、今定例会議に総務委員会として付託された議案等についての採決を取りました。一般会計予算については、私も賛成討論をしましたが、委員会としては原案のとおり可決するものとなりました。ただ、年金についての2つの請願は否決となりました。しかし、請願の1つは、現在2か月に1度の年金支給を毎月の支給にしてほしい、という内容なのです。反対する議員の理由が理由になっていないようなもので…、内容に関係なく提出者の名前で反対しているのではないかと思ってしまいました。ちゃんとした反対理由を聞きたかった。
夕方7時から議会運営委員会を行いました。議運は朝9時からも行いましたが、1時間では終わらず、この時間から再開したのです。議題は「議員倫理審査請求」の議会としてのまとめについてです。現在3本の議員倫理請求が出されています。1本目の請求はそのまま訴訟事案になっていますので、裁判結果と議会の結論が異なることにならないように、議会としての結論は出さないことになりました。2本目と3本目についてをまとめ、20日の議会最終日に報告することとして、今日は結論を出すまで議論しました。
様々な事情を含んでいるものですので、倫理審査会として出した結論をそのまま議会として認めることができるかどうかを含めて長時間議論をしました。最終的に全会一致にはなりませんでしたが、少数意見も記す形で、あさっての本会議で報告することになりました。
議会での議論の進め方は難しいと改めて感じました。また、落としどころをどこにしていくのかの交渉の難しさも感じました。自分の意見として最後まで曲げずに主張することも大事なことだと思いますが、いくつかの意見を総合的に判断して、可能な限りの歩み寄りも必要なことではないかと思います。その場の雰囲気に流されるのではなく、自分の意見をしっかりともちつつ、「議会」としての落としどころも考えることは大切なことかもしれません。だって、議会内で意見が異なるということは市民の中でも異なる意見をおもちの方がいるということでもあります。どちらの意見が正しいかを判断するのが議会ではありません。それは司法の役目です。最終的には多数決をとることになりますが、それは最終判断ですので、そこにいたるまでが大事だと思います。