文教厚生分科会視察
今日は決算文教厚生分科会の視察に同行させていただきました。「陸上競技場」「駅前公園テニスコート」「田尻小学校(田尻児童クラブ)」に行き、平成28年度に行った改修等の状況を確認してきました。
陸上競技場の情報です。
・第2種公認陸上競技場(第1種公認は国際的な大会が行える、新潟県ではビッグスワンのみ)で、公認をとるために5年に1回の検定を受けている。
・今回の改修で、ルール改正に伴った更新を行った。1つのレーンの幅が今までは125cmだったものが改正され122cmになったなど。
・柏崎市陸上競技場の竣工は大正12年8月。日本に現存する陸上競技場の中で最も歴史のある競技場。収容人数は5252人。
・利用料金は高校生以上1回150円、小中学生1回80円。団体割引や期間券あり。
・利用人数、平成26年度70223人(1日平均251人)、平成27年度74120人(1日平均271人)、平成28年度38735人(1日平均177人、改修工事あり)。
・今回の陸上競技場整備事業の決算額は、およそ1億3885万円。(一般財源およそ1885万円、原子力発電施設立地市町村振興交付金1億2000万円)
改修されたとはいえ、その前から利用している人でも大きく変わったようには感じないと思います。いつも通りの練習ができ、大会で力が発揮され、それが公認されるといいですね。
上越市高田の陸上競技場はトラックが「青」になりましたが、柏崎はこのままの色(レンガ色)で9レーンにはせず、8レーンのままでいきます。写真判定の器具が正面と向こう正面の2か所に設置ができ、風向きによって短距離種目はスタートの場所を変えて行うことがあります。
駅前公園テニスコートの情報です。
・今回の改修では、「クラブハウスに倉庫やシャワーを設置」「トイレに身障者用を追加」「コート間にあった木を伐採し観覧スペースを広げた」「駐輪場を2か所に増やし、広げた」などを行った。
・コート5面、砂入り人工芝。夜間照明8基。
・利用料金は1面1時間540円、夜間照明代は別途。
・利用人数、平成26年度13665人(1日平均50人)、平成27年度16154人(1日平均58人)、平成28年度13441人(1日平均69人、改修工事あり)。
・今回の駅前公園テニスコート整備事業の決算額は、6129万円。(一般財源2129万円、原子力発電施設立地市町村振興交付金4000万円)
私としては中学校の大会を参観するくらいでしたが、クラブハウスとトイレが大きくしっかりしましたし、コート周辺に植樹された樹木が整備され、より観戦しやすくなった印象でした。テニスコートはここ駅前公園以外に、白竜コートもあります。駅前コートは線路際で、駐車場駐輪場のスペースが少なく、観戦もしにくいようですが少しでも利用しやすくなればいいと思います。
田尻第一児童クラブ、第二児童クラブの情報です。
・田尻小学校内にある。第一は1階の旧家庭科室、第二は2階の旧音楽室。校舎内でつながっているとはいえ、利用する子どもは小学校下校後玄関をかえてそれぞれの部屋に入室する。利用時間は18:30まで。利用料金は一人一月4750円(全市一律)。
・田尻小学校児童の住居場所によって第一と第二の児童クラブに分けている。今年度5月1日の登録状況は、第一児童クラブ52人、第二児童クラブ45人。5年生が各1人ずつ、6年生の登録はなし。
・定員は、第一が76人(今までは55人)、第二は74人(今までは51人)。
・担当職員は各2人以上。
・今回の改修では、「各部屋を隣の準備室との間仕切りを撤去し、広げた」「ドアホン、電子錠の新設」「床の張替え、畳の新設」「照明器具ガードの新設」「エアコンの新設(第二)」などを行った。
・今回の事業の決算額は、およそ1427万円。
児童クラブの需要は市内でも増えているようです。今年度からは今まで小学4年生までの利用だったものが6年生までに拡大されました。各児童クラブで工夫ある取り組みがされているようです。これからも安心して子どもを預けられるようなシステムが充実することを願っています。
今日の視察で3つの決算分科会による平成28年度に改修等を行った施設視察は終わりです。施設の改修などは担当者としては利用者の声を聞いたり、利用状況などを十分検討して行っていることだと思いますが、また別の目で見ることによって取り入れた方がいいものも見えてくるものだと思います。そういう意見も聞いてほしいこともあり、視察に行ったときに意見を出します。議員も担当者も同じく、市民のため利用者のためにを考えています。
#2017年9月 #文教