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決算総務分科会

今日は決算総務分科会として、平成28年度決算審査を行いました。今日は「財務部」「総合企画部」関係でした。

平成28年度の歳入決算額はおよそ503億8千万円で、歳出決算額はおよそ487億3千万円でした。翌年度に繰り越すべき財源およそ1億4千万円を控除した、実質収支は15億707万円の黒字でした。

財政力指数(1を超えるほど財源に余裕がある。3か年平均で表される)では平成27年度が0.703に対し平成28年度は0.704でした。ここ5年間は上昇トレンドにあるのでいい方向に進んでいます。

経常収支比率(70~80%程度が妥当。この比率が低いほど望ましい)では平成27年度が89.7%に対し平成28年度は93.8%でした。県内20市中平成28年度は11番目であり、ここ3年は改善傾向にありましたが、今年度再び財政の硬直化が進行しました。

実質公債費比率(18%以上あるいは25%以上になると地方債の発行に許可が必要となる。3か年平均で表される)では平成27年度が14.7%に対し平成28年度は14.4%でした。改善されてはいるが、依然として高い水準にあるので財政運営に努めてほしいと思います。

財務部関係では、収納率について毎年のように質疑が出されています。税金を納めていない人や法人などからしっかりと回収していこうと市も努めてはいるのですが、なかなか100%にはなりません。平成28年度の収納率は95.5%でした。市の担当の方が督促状を出す以外に、納めていないお宅等に訪問したり、預金や給与を差し押さえたりすることもあります。平成28年度の差し押さえは527件あったとのことです。

総合企画部関係ではこんな質疑が出されました。抜粋です。

・職員のストレスチェックの状況として、実施者1323人中82人が高ストレスだった。

・コンプライアンス体制推進事業として顧問弁護士以外の弁護士に職員が相談できる体制を整えている。平成28年度は2件の相談があった。

・補助金等適正化推進協議会で検証した結果、10件の補助金等の廃止を行った。

・広報かしわざきは平成28年7月から毎月2回の発行から1回の発行になった。評判は悪くはない。

・広報戦略アドバイザー(平成28年度まで3年7か月間、市のアドバイザーをしていた)が契約終了後に柏崎のことに関してマイナスになる発信をSNSでしている。ことについて市は今のところ静観している。

・PR戦略としてはインターネット等を使った発信が主だと考えているように受け取るが、パソコン等を利用していない人への情報発信や、意見の聴取をもっと行ってほしい。

・Webミュージアムは3年間をかけて完成したが、さらに改良を加えてよりよくしてほしい。

・歴史文化ボランティアガイドは現在41人いる。コースがありその案内をしている。

・産業文化会館の改修にあわせ、トイレも洋式を増やした。和式もある。

上記の広報戦略アドバイザーの発信については非常に残念なことです。市としてはこの人が柏崎に関してもってしまったマイナスイメージをしっかりと受け止め、その改善に努めていくとしていますし、弁護士と相談したところ、法的な措置は取れないということですので、その人との接触を含めて今後のことは静観することにしているとのことです。

アドバイザーとしての契約が終了して以降のことですので、あとはその人の人としての資質になろうかと思います。

今回のようなことは市としても想定外だったのではないかと思います。今後は契約の際にこのようなことにならないようにルールを決めておくとか、採用に際して人を見極めるとかも一つの案かもしれませんが、難しいことだと思います。しかし、今後繰り返すことがないように、今回のようなことを想定内のこととして職員の採用を考えていく必要があると思います。

とりあえず、発信されてしまったマイナスイメージを払しょくできるくらいのプラスイメージを、市からも我々からも積極的に発信していくようにしなければならないと思います。

明日は消防と市民生活部関係になります。その後事業評価として公共交通のバスと鉄道について分科会としての評価を行います。

#2017年9月 #総務

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