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文教厚生常任委員会

文教厚生常任委員会では「教育委員会」と「福祉保健部」関係の議案等を審査します。今日の審査では補正予算関係や請願の審査を行い、すべてを原案の通り可決すべきものとしました。

その中の請願の採決の時、1名の委員が退室し採決に参加しませんでした。これは決して異常なことではなく、頻繁にあることではないにせよ、様々な関係性から行われることです。この請願の内容は「私立高校への助成増額・拡充」に関することでした。ある政党所属者はその政党の指示あるいは方針に従って賛否を表明することが少なくないようです。政党の柏崎支部の方針として県や国からの指示に従い行動をそろえることを求められることが少なくないようなのです。今回の「私学助成」の請願は新潟県議会ではすべての政党が賛成した全会一致で採択されているものです。と、いうことは柏崎支部として政党の方針に従うのであれば、全員が賛成すべきことだと思うのです。反対した政党所属者は、県の方針に従わなかった、ということになると思います。・・・政党に所属していない私ですから、そういう矛盾点など分からないことが多いのですが、外にいて漏れ聞こえることを組み立てると、柏崎支部だけが県や他の支部と歩調を合わせず、単独で判断しているにも関わらす、それを「政党の方針だ」と言っているとかいないとか・・・。政党所属議員の判断や行動に党としての拘束をかけるときもあるでしょう。しかし、それが場合によっては国や県と同じ、国や県とは違い支部独自、というものであれば混乱を感じる所属議員もいると思います。特に支部独自の決定というものは、誰が決め、どこで総意を図ったのか、という疑問をもつ方もいると思います。そういう難しいことに巻き込まれないことに関しては政党に所属していなくてよかったのかもしれません。でも、政党員としてのメリットの大きさは認めます。

直接関係ないことを書いてしまいました。

今日の文教厚生常任委員協議会の中で、教育委員会から「学校における事故報告の取扱い」についての説明があり、協議しました。これは議会への報告の前に本会議一般質問で学校での事件事故についての質問が出されたことに関して、これからの議会への報告の扱い方について協議したものです。報告や公表の基準をはっきりさせた方がいいということです。

そこでは、「安全管理や安全対策で学校に瑕疵があったもの、事故で学校以外に被害が及んだこと、大規模な事故などは速やかに報告する」「子ども自身のこと、子ども同士のトラブル、本人や家族に影響を及ぼす場合などは丁寧な対応が必要と考えるので、報告は控えることもある」「どんな場合でも保護者へはしっかりと説明を行う」「校長会等を通して学校として再発防止策を伝える」と説明がありました。

市教育委員会としても事件事故があった場合は速やかに県教育委員会に報告をして、指導を受けています。ケースによっては警察にも報告し指導を受けます。そこでも人権や子どもの将来を考えて公表の仕方を指導されることもあります。

今回の事件事故についても子ども等への影響を考え、報告の時期を検討していたものであり、議会を無視して報告を考えなかったわけではないということです。

この説明を受け、議員からは「議員は全てを知っておかなければならないというものではない」「仮に知ったとしても、ことをあおったり荒げようとしてはいけない」「保護者から相談があったら、教育委員会に確認してくださいと応えればいい」ということでまとまりました。

この発言をしたのは丸山議員でした。他の議員も同様の発言をしていました。以前にもこのサイトに私の意見として記したことと同じようなお考えで、嬉しく思うと同時に、議員としての影響力を自覚することの大切さを改めて感じました。

しかし、こういうことは議員としては当然のことだと思うのです。何か事件事故があるとすぐに飛びつき、鬼の首をとったかのようにことを荒げ、追及をしていこうと周りをあおることは、どこかの週刊誌に似ている感じがします。ゴシップ好きな人としては仕方がないことかもしれませんが。事件事故の事実や背景を知ることは大切ですが、時には担当部署に任せ、必要に応じてサポートしていくことに徹することも必要だと思います。何から何まで事細かに公表をしていかなければならないものではないということです。公表するにしても確実な手順を踏み、タイミングを考え、特に子どもに関わることは慎重に判断し、決して独断で動いたりすることがないようにしていかなければならないと思いました。

少し長くなってしまいましたが、もう一つ。

「潮風マラソン」の実施の見直しが話題に出ました。潮風マラソンには柏崎市としても150万円の補助を出していますので、どんな見直しの動きがあるのかは議会へも正式な報告が必要だと思うのです。今回は昨年度の事業評価の中の一部として、矢部議員からの質問に答えるような形で簡単な説明があっただけでした。

教育部長の話は、潮風マラソン実行委員会としての活動が難しくなり、その在り方を含めて1年間実施を見送る旨でした。1年中止になればそれはそのままそれ以降も実施されないことを意味すると受け取られます。全国市民マラソン百撰の上位に常にランクインするだけ全国的にも有名で参加者も大勢いる大会を、実行委員会の活動が難しくなったという一言で中止にするのはいかがなものでしょうか。それも今年の開催を評価反省したうえで、時間をかけしっかりと話し合われ、実行委員会としての総意であれば仕方のないことではありますが、今日の説明はあまりにも唐突過ぎました。今日までの経緯がまったく見えません。参加者やこれまで積み重ねてこられた方々のことを考えたりその方々への意見聴取はされたのでしょうか。実行委員会としての活動が難しいと言われれば継続も難しいものかもしれません。

諸々、この件については今日の柏崎日報の記事にも記されてはいましたが、検討をしていかなければならないことだと思います。

いろいろと書きましたが、ご意見をおもちの方はご連絡いただけると幸いです。

#2017年9月 #文教

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