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文教厚生常任委員会

今日は文教厚生常任委員会での審査でした。補正予算に関して、以前から注視している「小中学校での集団フッ化物洗口」の「薬品保管庫」と「薬品」の費用が計上されたので、そのことについてかなりの時間を使って当局と議論しました。今まではこのフッ化物洗口については文教厚生常任委員会協議会での報告でしたので、今回初めてネット中継があったり、議事録にそのまま残るような議論ができました。詳しくはネットの中継や議事録がしばらくするとアップされますのでご確認ください。要するに、来年6月に小中学校一斉にフッ化物洗口を始める、そのための薬品と薬品保管庫の予算を計上した、ということです。以前からここにも書いてきたように、私の立場としては、フッ化物洗口にはすべて反対の立場ではありません。その安全面を確実に確保するために必要なことを怠りのないようにしてほしいし、そのための方策を提案している、のであります。こんなやり取りがありました。いかがでしょうか。

(質問趣旨)フッ化物洗口を実施するにあたっては、すでに実施している他の市町村の様子を確認して、情報をしっかりと収集して、小中一斉に行わない、小学校を先に行っている理由などを調べたうえで検討していくべきだと思います。

(答弁趣旨)柏崎は小中一斉に実施できるのだから、小中一斉に実施していないところの意見を聞く必要を感じません。

という旨の答弁をされると、「一斉実施ありき」と、大上段に振りかぶって他の意見を受け付けない、という感じに受け取れます。また、「柏崎は小中一斉に実施できるのだから・・・」については、できるかどうかを検討することを他の市の意見を聞いてほしいと言っているのに、それを拒んでいては、話し合いがかみ合わないのではないでしょうか。このフッ化物洗口だけでなく、様々なことを実施するかどうかを検討するにあたって、先行的に実施している他の自治体の意見を把握し、より精度の高いものにしていこうとするのが当然のことだと思うのですが、それは間違った考えなのでしょうか。

(質問趣旨)購入した薬品は、実施するまではどこで保管しているのですか。

(答弁趣旨)購入すると各学校あてに搬送されるので、各学校の保管庫で保管することになります。

購入は今年度中、3月に行うとのことです。仮にですが、6月に実施するとしても3か月くらいの間、全く使用もしない状態で、学校で保管することに疑問をもつのは私くらいなのでしょうか。薬品は「オラブリス洗口用顆粒11%」という「劇薬」扱いのものです。使用するときは、その薬品を水に溶かして薄めてからうがいをします。薄める前の顆粒状の薬品は劇薬扱いというだけあって、危険なものです。見たこともなく、使用したこともなく、それゆえその危険性も教職員だけでなく子どもたちも十分に理解していない状況で、万が一という心配を想定しないということは、いかがなものでしょうか。しかも、教職員の異動がある4月の慌ただしい時に、薬品に関する引継ぎが十分行われないこともあるという想定も考えているのでしょうか。購入したとしても、実施する直前まで市の方で確実に保管しておくべきではないかと思うのは、私だけでしょうか。

など、疑問なところはたくさんありましたが、他の議員の方はあまり突っ込まれませんでした。フッ化物に関することということではなく、当局の事業実施に対する姿勢や考え方については、他の議員の方々とも意見交換をしてみたいと思います。

#2016年12月 #文教

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