産業建設分科会視察
先日の総務分科会に続いて今日は決算特別委員会の産業建設分科会の現地視察に同行させていただきました。今日は、「国道8号バイパス宝田遺跡調査箇所」「国道8号バイパス剣野トンネル工事箇所」「高田地区圃場整備箇所」の視察でした。
いまだ遅々としている国道8号バイパス工事です。瑞穂中学校近くの工事現場で遺跡(宝田遺跡)が次々発掘されていることもその要因です。遺跡の分析から、柏崎市でも弥生時代から集落が形成され、稲作も行われていた事実が分かると、当時の風景が想像できます。遺跡がこんな身近なところで発掘されていることにも驚きました。当時の方々のDNAが現在の柏崎人に受け継がれているのかもしれないと思うと、遺跡から出てきた焼き物のかけらや古銭、木札などにも愛着を感じます。かといって8号バイパス工事が遅れることも問題がありますので、これは市の判断では難しいことではありますが、折り合いをつけて進めてほしいことでもあります。
次は、剣野トンネルの工事現場に視察に行きました。ここは住宅地に隣接しており、騒音対策も必要なところです。下の写真のコンクリートで囲われているところは道路ですが、トンネルではありません。騒音対策としてこのように道路を覆っています。この先にトンネルが作られ、鯨波へとつながることになります。
次に南中学校近くの高田地区圃場整備の視察に行きました。圃場(ほじょう)とは田んぼのことです。その土地改良を行っている現場です。このような土地改良となると単年度で完了することは少なく、整備が終わったとしても以前のような収穫ができるようになるには3年くらいかかると言われています。だからといって手つかずにしていると、一部の問題が近隣の農地全体の問題に広がっていくことでもありますので、計画的にこれからも整備を進めていくことになります。