文教厚生常任委員会
今日は文教厚生常任委員会で、福祉保健部関係の審査が行われました。
福祉保健部は、「福祉課」「介護高齢化」「国保医療課」「元気支援課」に分かれています。それぞれの課が主管して行う事業についての質疑が行われました。その中でも私が今定例会議の一般質問で取り上げた「フッ化物洗口」について細かいところを問いました。
フッ化物洗口は国や県も推奨していることであり、それを柏崎市では「推進」していく、とのことで取り組むことにしたようです。以下に委員会での回答などをまとめました。
○学校の保護者へのフッ化物洗口の説明は、まずPTA総会などで学校側から説明をしてから、市当局から改めて保護者に説明をする、という話を校長会でしたが、それは撤回する。学校側から説明する前に、市当局から保護者に説明するのが筋だから、その流れで行う。
○学校での一斉実施については、各学校に任せていくことになる方向。
○もし学校で行うことになったときの教員等の人的配慮については教育委員会と相談しながら進める。今は具体的には言えることはない。
○7月には市民プラザなどで、市民全体へのフッ化物洗口についての説明会を実施する。
いずれにしても、フッ化物洗口ありきの前提のもとでも説明会は行わず、保護者に判断を任せるように、メリットとデメリットを公平に伝えるように強調しました。なお、一般質問でも伝えましたが、私はフッ化物洗口に反対しているわけではないのです。子どもに施す場合は保護者がメリット・デメリットを正確に理解した上で、保護者の責任で、可能な限り保護者の目の前で行うべきだと考え、学校での一斉実施は、教員の負担や責任問題のこともあり、見直すべきではないか、という立場なのです。効果的だからといって、子ども一人一人の個人差を重視しないで、「子どものため」と「学校での一斉実施」を同じ土俵に上げて議論すべきものではない、という考えなのです。
福祉保健部としては、このフッ化物洗口以外にも数多くの事業があります。高齢者、介護、障害者など、該当する方々にとっては今すぐにでも関わることが多くあり、この予算がスムーズに可決されないと困る方がたくさんいるのではないかと想像できます。だからといって、議会としては提出された予算案を右から左へ通過させる、何でも賛成する、ということではその機能を十分に果たしていないことになります。細かな部分まで、その事業が市民にとってふさわしいものなのか、その事業を行うにはその予算でいいのか、などを審査・審議していくことで機能を果たしていきたいと考えます。皆様からの税金を正しく効果的に使うためにも、議論は大切だと思います。
文教厚生常任委員会のもう一つの柱である「教育委員会」関係については18日に行い、その後、今日の福祉保健部のものと併せて委員会採決をしていきます。