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一般質問1日目

今日から3日間、一般質問が行われます。今回は16人の議員が質問します。

私も今日の6番手として質問しました。以下概要です。

「柏崎版エンディングサポートの策定」

身寄りのない方がご自身の最期を心配している状況があります。柏崎市では身寄りのない方、遺体の引き取り手がいない方は年間10人ほどあるとのことです。年間1200人ほど亡くなっている柏崎市ですので、割合的にはごく小さいものです。しかし、今後は増えてくると考えられ、このことにはしっかり対応していける行政であってほしいと思い、質問しました。

答弁の結論から言うと、このような方への対応は福祉課で行い、窓口を一つ開設するようなことはしない。ご自身のことを心配している方に対してのエンディングサポート事業や制度は、研究を進めていくが早急に策定する予定はない。とのことでした。

このような方々のことに視点を当てたり提案したりしたことは今までなかったようですので、初めてのことにはなかなかすぐにゴーを出すことはしないようです。研究ではなくて検討していってほしいと思います。

「柏崎市の教育」

(柏崎市教育大綱の評価)

柏崎市教育大綱は平成28年度に設定され、今年度で一応の期限を迎えます。これから年度末までに教育総合会議を開催して策定していくことになります。当然、その前にはこれまでの教育大綱についての評価をしていかなければならないと思います。ただ文言を変えるというのではなく、変更するならそれを裏付ける評価が必要だからです。

市長答弁では、市長自ら、ゴーストライターを使わず自分で書き上げる、とのことでした。これはこれで首長としては素晴らしい覚悟だと思います。しかし、老婆心ながら、これは市長の考えだけが前面に出て国や県の動向、市の実態を踏まえないものにならないようにしなければなりません。市の総合計画に連動していることでもあり、教育という大変大きな柱の中心になるものですから、他の自治体の大綱を参考にしながらも、柏崎独自の大綱を策定してほしいと思います。

(柏崎市の子どもたちの学力や学習状況の様子)

毎年行っている全国学力学習状況調査、これは小学6年生と中学3年生だけの検査になります、の結果がまとまりました。また、柏崎市は今年度から小学1年生から中学3年生までの全員が受験しているNRTという学力検査に半額の補助を出しています。その結果の集計を教育委員会で集計して、行ったと思います。でもこの学力検査の数値は子どもたちの学力の一部でしかすぎません。この数値を上げることも大切ですが、この数値ばかりに目が行き、本来の学力、学校教育の目的や目標を見誤らないようにしなければならないと思います。

教育長からの答弁では、今の小中学生の数値で表される学力はおおむね県や国を上回る程度のものがあるものの、英語に関しては下回っているとのことでした。それ以外の質問市の調査では、学校が楽しい、人の役に立つ人になりたい、などの項目の数値が高いという結果になったとのことでした。このことのほうが学力の数値よりも注目すべきものかもしれません。柏崎の子どもたちは先生方の努力もあり、健全に成長しています。その先生方の研修にも力を入れているようです。

(小学校のプログラミング教育導入の準備状況)

来年度からの学習指導要領の完全実施で、小学校ではプログラミング教育が導入されます。これは時間割の中にプログラミングという科目が入るのではなく、算数や国語などの科目の中の一部の単元でコンピュータを使って行われるものです。各自治体に都の準備状況に格差があるという報道があり、柏崎の状況を確認しました。

教育長の答弁では、柏崎市で先進的にプログラミング教育を行っている学校はないが科目によって行っている学校もある、指導する教員への指導も教育センター研修で行っている。専門家による出前授業も考えている、とのことでした。

柏崎市内の学校のパソコン設置率はパソコン1台当たり3.9人です。国や県の平均を上回っていますが、2022年度までに国は1台当たり3人にまで増やそうとしていますから、もう少しです。また、無線LANの整備状況では、新潟県が全国最下位の13.3%の状況なのに対し、柏崎市はほぼ100%になる見込みですので、あとは、その高速回線化を図ることになります。このように教具などの整備は着々と進んでいます。

(キャリア・パスポートの導入)

来年度の学習指導要領完全実施と時期を同じくして、キャリア・パスポートという冊子を小学校から高校まで全員に配布し、高校卒業まで継続して使用していくことを文科省は始めます。その名称通り、キャリア教育の一環として、各自の目標を書いたりその自己評価を書いたりして年間5ページほど進めていくようです。12年間継続して一人1冊を使っていきますので、その使い方を学校ごとで差を生じさせることのないようにしなければならないと思います。

教育長の答弁としては、10月に県で説明会を実施するので、それを受けて、各学校へ指導をしていくことになる、とのことです。

2002年に「心のノート」というものがこれと同じように児童生徒全員に配布され、道徳の時間を中心に活用することになっていました。心のノートの使用については、学校ごと、担当の教員ごと、その使用の仕方に大きな温度差がありました。キャリア・パスポートでは、そういうことがないようにしてほしいと思います。

今週末にはネットに中継動画がアップされますので、ご覧いただけると幸いです。

また、私以外にも5人の議員から、「海のまち柏崎・市制80周年」「立地適正化計画と地域公共交通網形成計画」「介護保険の実態に見合うサービスの利用拡大」「身近に存在するコミュニティセンターの統廃合問題」「介護現場を支える人材・ツール活用策」「柏崎市版インバウンド戦略」「原子力発電所を取り巻く今日的課題」「柏崎市の障がい者福祉施策」「長岡・上越妙高間の高速鉄道体系実現」「米山登山の現状・課題と今後の取り組み」についてなどの質問がありました。

#2019年9月 #一般質問

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