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随時会議


今日は随時会議で契約の締結についての審議を行いました。これまでの契約の締結については質疑は少なく、スムーズに行われていました。しかし今日の契約は、「防災情報通信システム送信整備工事」「防災情報通信システム受信整備工事」についてでしたので、かなりきわどいというか踏み込んだ質疑があり、最終的には全会一致で認めましたが、時間をかけての審議になりました。

送信整備工事については問題はなかったのですが、受信整備工事についての質疑でした。

受信整備工事はプロポーザル方式をとり、3社が名乗りを上げました。そのうちの1社は地元の多くの事業所がタッグを組んで開発から製造まで取り組んでいたところでした。若手の社長が柏崎を盛り上げようと頑張って開発をしてきたようですし、市としてもそれを支え応援してきたようでした。しかし、残念ながら今回の契約事業所は別のところが選ばれたのです。

選定委員が専門的な見地から検討し結論を導いたものでしょうから何ら問題はありません。しかし、選定するにあたり、かなりの接戦だったようで、決定にあたっての詳細資料の提示を求めたり、説明を受けることにしたのです。当局からはここまで詳細の資料を提示することはないくらいの資料を提示してくださいました。その際、市長から言われたことは、法律に則った正式な資料開示請求ではないが、可能な限りの資料を提出した、とのことでした。

選定委員会ではいくつかの項目ごとに審査し得点化しています。大きな分類で4つ、細かく12項目で合計250点満点で得点化しました。その結果、A社143点、B社197点、C社179点でした。この差が大きいといえば大きいし、接戦といえば接戦といえると思います。通常はこの定数の公開はしていないようですので、この点数とその項目を比較すると、どの点において差があったのかが分かります。

今回は契約を結ぶことができなかったけど次頑張れ、と言われても、ここまで開発するためにかかった経費もかなりの額だったようですので、簡単にはまた次頑張ります、とは言えないと思います。

・・・逆に考えると、柏崎市はいろいろな事情がある会社だと知っていたとしても、契約を結ぶとなると公平公正であり、不適切な忖度などはまったくない、という自治体だといえます。

今回の契約の締結についての経緯をいろいろな方からお聞きする機会がありました。中でも、プロポーザルとしてプレゼンをした後の質疑で出された内容については、質疑された側からすると、かなり偏見を含んでいた言葉ではないかと感じるものがあったようです。実際のところはどうなのかは分かりませんが、そういう発言自体が、契約相手を検討する際に影響したかもしれないと思ってしまうのです。

考えさせられるものがありました。

この随時会議の後、産業建設常任委員協議会が行われ、高柳町のじょんのび村の経営報告がなされました。このじょんのび村の経営は前々から言われている通り、かなり厳しい状況です。通常の会社なら倒産を考えるくらいだと言っている方もいました。

報告では、「抜本的改革が必要」だと考えてはいるとのことですが、厳しい言い方かもしれませんが、この報告書の中からは当事者意識が不十分なのではないか、と思ってしまいます。

今年度の取り組みにもそれなりにいいことが記載されていますが、その具体的なことを聞かれると、「検討している段階です」という回答が聞かれることがよくありました。今年から改善のためのコンサルを入れたとのことですが、効果的な取り組みを早急に始めなければならない状況ですので、素早い動きを期待しています。

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