top of page

一般質問2日目


10時から質問をさせていただきました。「8050問題への対策」と「学校における防犯セキュリティー」についてでした。

8050問題は、80代の親が50代のひきこもりのこの生活を支えている問題、ということです。今年になっても川崎や練馬の事件でこの問題が背景になるような報道があり、言葉としても認知され始めました。中高年のひきこもりを行政が扱わなければならないのかと考える人もいるでしょうが、これは当事者個人や家族の問題ではなく社会問題が表出したものですから、社会全体として取り組んでいくものだと思います。

柏崎市では「ひきこもり支援センター」をその窓口にして昨年度から市の直営として開設しました。このひきこもり支援センターの目的や相談者のゴール設定についてどう考えているのかを質しました。それだけではなく、市民の意識改革の必要性も訴えました。私としては支援の方向性は、当事者へは「共感」、市民としては「寛容さ」、行政はそれらをつなげる「支援体制の構築」を柱に据えて取り組むべきではないかと思うのです。

また、学校の防犯セキュリティーについても、学校だけではなく放課後児童クラブの訪問者の対応が適切ではないと思うことがあり、質しました。保護者や業者を装って子どもたちが活動している場所に来て、危害を加えることが容易にできるようでは困ります。こういう事件が起こってからでは遅いのです。今朝も神戸で学校に刃物を持った侵入者があったという報道がありました。子どもが登校する前のことだったから大事には至りませんでしたが。

ここでも施錠のことやモニター付きインタフォンの設置などの整備にはお金がかかり…、という答弁がありました。市の税制が厳しいことは百も承知していますから、これもしてくれとかいうことはありません。ただ「命」を最優先に考えたときに、優先順位としてやるべきことは、お金をかけることは何なのかを適切に判断してほしいのです。

昨年大阪で地震によってブロック塀が崩れ子どもの命が奪われました。その事件があってからブロック塀点検に予算を付けたり、昨年のあまりにも熱い夏の状況で熱中症が多発したから学校にエアコンをつける予算が付いたり、…人命にかかわる大きな事故や事件があってからあわててのように予算が付いたりするようでは遅い、ということが言いたいのです。

今日の答弁等については来週初めにはインターネットのアップされますので、それをご覧になってほしいと思います。

今日は私以外6人の議員から、「河川の現状と課題」「市民の命と健康を守る取組」「エネルギーのまち柏崎2.5の進め方」「投票に行こう」「介護予防における人と人とのつながり」「トゥルーイノベーション」「原子力防災の諸課題と原発再稼働の関係」「新規自衛官募集の情報の提供問題」「子育てに優しいまちへの取り組み」「公共交通の現状と課題」「柏崎の魅力発信事業」「みちレポ柏崎」についての質問がありました。

月曜日には一般質問3日目が行われます。

#2019年6月 #一般質問

特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page