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一般質問3日目


今日の10時から一般質問をしました。傍聴してくださった方、インターネットやFMピッカラでの視聴してくださった方、ありがとうございました。質問項目は「事業峻別から考える柏崎の教育」「学校におけるSNSに関わるいじめの対応」「部活動ガイドラインと教職員の働き方改革の周知」でした。

準備の段階から、話すことが多くあったため、持ち時間のうちに終わるかどうかは心配だったのですが、案の定途中をカットしたり超早口になったりしながら一応終わらせました。1番目の柏崎の教育に関しては、「柏崎学の廃止」「キャリア教育」「市教育センター」についての内容でした。全てを市長が答弁してくれたので、市長との教育議論をすることができたことはよかったと思います。ただ、そこに時間をかけすぎてしまい、その教育の話も中途半端になったりして、今回の一般質問は反省ばかりが残りました。

教育を語る場合、数値として表れる一部の学力だけを取り上げてはいけないと考えます。それは当然のことながら重要な数値ではありますが、あくまで教育を考えるものとしては一部にすぎません。しかし、評価をする必要もありますから、客観的に表される数値がほしいということも分かります。そういうこともあり市長と私の教育に対する視点に差を感じました。もっともっと議論を重ねたいと思いました。これからは、教育関係の質問も教育長ではなく、市長に答弁をお願いするような内容を考えてみたいと思います。

今回の一般質問については、来週にでも映像が公開されると思いますので、このサイトのホームにも「柏崎市議会映像配信」のボタンがありますので、そちらからご覧になってください。

今回の一般質問では、事業峻別についての質問がかなりありました。市長が行政として行っている一つ一つの事業の必要性を考え、「廃止」や「一部見直し」などと評価しました。教育関係は「聖域」だとは思いません。ですから、市長から見てもっと無駄を省き、もっと効果が得られる工夫をしていこうとするのは理解できます。ただ、教育の評価を学力の一部分しか表していない数値、例えば全国学力学習状況調査の数値、でしか判断しないようなことがあってはいけません。教育の目的は「人格の完成」です。よく、「知・徳・体」と言いますが、そのバランスを考えて指導しています。「知」だけにウエイトをかけている指導は過去のものです。

また、効果が出ていないからその取り組みをやめる、ということも、特に教育関係に関しては危険性を含んでいます。これだけ事業にお金をかけているけど学力の数値が全国平均並みだからその事業をやっても意味がないのではないか、ということは乱暴すぎます。それだけ事業にお金をかけているから全国平均を保っているのかもしれません。取り組みをやめたらガクッと落ちるかもしれません。数値にこだわるのなら、数値を上げるような取り組みに特化していくような教職員への指導や研修の充実を図ってほしいと思います。まあ、そういう取り組みもどうかと思いますが。

今回の一般質問を通して市長が考える教育の一部が垣間見られたと感じました。市長は、財政がベースとなっての安全安心だし、防災だし、福祉だし、教育だ、と言います。その通りでしょうが、10年後20年後の柏崎の未来を語るには「教育」なくしてはあり得ません。お隣の長岡市では、小林寅三郎の「米百俵」の精神が根付いています。それを一言で言うなら、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」というものです。今日の飯も大事なことですが、今日の飯を腹八分目に我慢して、その分を未来に託していこうとする精神、風土こそ大切だと思います。こういうことを市民に説いていけるリーダーこそが真のリーダーだと思います。

#2018年12月 #一般質問

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