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本会議 議長職の辞意 議員定数

今日は9月定例会議の本会議でした。これまで各常任委員会で審査してきたものを議会として採決しました。審査されてきたことについてはすべて可決しました。その後、教育長の任期満了に伴い、再任したいとする人事案が全会一致で同意されました。これにより、今の本間敏博教育長は次期3年間教育長職を務めることになりました。

ここまでは特に問題なく、議事も進みましたが、続けて「議員定数の削減」についての議員発案が出されたことの審議を行いました。結論から書くと、この議員発案は否決されました。賛成11、反対12,(1人欠席、1人退席)というものでした。

この議員定数については、その適正化を昨年9月以降1年間にわたり議会運営委員会で協議してきました。その議会運営委員会では全会一致という結論に至らず、「定数維持」と「定数削減」の両論併記の形でまとめることとなりました。そこで、定数削減を求める議員から「議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」として現在26人を定員としているものを24人に変更する条例が議員発案という形で出されたのです。

議員定数を削減していこうとする流れが全国的にあることは承知しています。しかし、議員定数を専門的に研究している研究者からは、議員定数を減らし過ぎてきている、という警鐘ともいえる意見を言う人も少なくありません。他市の状況を参考にすることはいいのですが、他市が定数を減らしているから柏崎市も減らさなければならないということはないのです。そいうことで、私が個人的に、研究している方の数値や数式に当てはめながら、できるだけ客観的に柏崎市の議員の定数を計算してみたところ、現状では26人が適正ではないかという結論に達しました。その意見をもち、今日はこの議員発案に反対の立場で討論しました。

ただし、その討論の最後には、「市民から議員定数の適正化を指摘されているように、今のままの議員活動および議会活動では、26人という人数にはそぐわないパフォーマンスしかあげられていないと思われていることを真摯に受け止めなければならないとも思います。議員として襟を正し、一人一人が議員力を高めていくと同時に、市民の福祉向上のために誠心誠意努めていく、ことを共有していることを前提に、提出された改正案に反対します」と結びました。

私個人としては、これからもずっと、何が何でも柏崎市の議員定数は26人でなければならない、というつもりはありません。改選前に、その時の状況を踏まえた中でまた協議をしていけばいいと思っています。

地方議会は、住民福祉の向上を目指し、多様な意見を調整しながら、当該団体の最終意思を決定する住民の代表機関であり、その機能は3つ、住民代表機能、監視機能、政策立案機能といわれています。この本質に立ち返り、柏崎市にあってはこれらの機能が十分に発揮できるように、議員一人一人が頑張っていかなければなりません。

これらの本会議の前に、議会運営委員会で副議長から重大な報告がありました。それは、加藤現議長が議長職を10月10日をもって辞したい、ということです。正直、あまりにも突然すぎるものでしたので動揺しました。以前から体調不良により入院しているとのことでしたから、その回復が思わしくないのかもしれません。

議長がその任期途中で交代するようなことは柏崎市議会においても前例がないことかもしれませんので、これからの手続き等について漏れ落ちがないように進めていかなければなりません。10月10日の本会議で議会として議長の辞職を認めた後、直ちに議長選挙を行うことになります。その届出は10日の9時までになります。

今日は朝からこのような報告があったり、本会議では討論をしたり、議会運営委員会では倫理審査会から上がってきた報告書をどう取り扱っていくのかを検討したり、と今考えると自分では気持ちが落ち着く暇もないような1日だったような気がします。

目まぐるしく議会が動いていき、自分の立場的にも通常では経験できないようなことを経験できていることにより、議員力も磨かれているのだとプラスに考え、精一杯務めていきたいと思います。

#2018年9月 #本会議

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