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本会議 施政方針

今日は本会議でまず2月定例会議に出された補正予算等の議案の採決などを行いました。各常任委員長から付託された議案等についての審査報告があり、そのすべてにおいて原案の通り可決されました。

その本会議前に議会運営委員会が行われました。この議運は予定通りの開催で、いつもは本会議開始の10時前には終わるものでした。しかし今回は、9時30分から始まり、とりあえず終わったのが10時15分でした。このように本会議開始の時間が過ぎても続けていた議運は私にとっては初めてのことでしたし、これまでもめったにあるものではないものだったようです。予定されていた内容には特に問題なかったのですが、昨日までのこのサイトにも記した倫理審査請求に関したことで、特にマスコミへの資料等の配布方法の在り方についての内容で紛糾したのです。各新聞社等マスコミへの議会からの資料等の配布は、議会事務局と総合企画部の広聴広報課を通してからではないといけないものです。しかし今回はその手続きがされていなかったこと、それが今回に限ってのことではなく、特定の議員により慣例的に行われていたことが明らかになったため、それに対しての追求があったのです。この件は引き続き会派代表会議を開催し、議論していくことになりました。会派代表会議は26日の14時からです。

本会議開始までにはこのようにややもめてしまいましたが、採決が終わった後、市長による平成30年度の「施政方針」がありました。原稿が配布されました。それはA4用紙22ページ分のもので、その演説には61分かかりました。詳細は市のホームページにもアップされていますので、こちらをご覧ください。

「洗練された田舎」を目指す、とのことです。このように市長は象徴的な言葉を使い、それは魅力的でもあるのですが、本当に進めていきたいことをぼかして表しているように感じることもあります。人口減少により経済も含めて右肩下がりになることは仕方ないことだと思います。それを無理に上向きにしていこうとしたり、他の地域から人口を呼び込もうとして困難な政策を進めるということではなく、右肩下がりなことを受け止め、その中で暮らしていく市民が今まで通り豊かな気持ちで過ごせるようなシステムを作っていくことが必要なのではないかと思うのです。まさに「縮充」です。このこととコンパクトシティをすぐにつなげる人もいるかもしれませんが、私はそうではないと考えています。市長も恐らく同じような考えをもち、政策を進めていこうとしているのだろうとは思いますが。

この施政方針を受け、各会派から代表質問があります。会派により注目している市長の考えや政策が異なっているでしょうから様々な視点からの質問が出されると思います。今回は原子力発電所のテロ対策として「自衛隊配備」などの可能性を東電および国に対して検討を促していく、旨の記載がありました。自衛隊という文言が初めて出てきたのです。こういうことに対しても質していかなければならないと思います。

夜には共同通信社の記者を講師としての人権問題等の勉強会懇親会でした。講師ご自身が韓国の日系3世であり、東京で過ごした子どもの時代、育った家庭環境や家庭教育としての考え、アメリカに留学して感じ学んだこと、記者として勤めて感じた差別事例などについて話してくださいました。20代の女性の方でしたので、若い感性で感じたことを気持ちを込め、分かりやすく話してくださいました。私はこれまで一般質問で「差別」や「LGBT」に関わる質問をしてきたこともあり、大変興味深い、有意義な勉強会になりました。私自身が純粋に疑問に感じていることもまだまだありますので、機会がありましたらそのことについても聞いてみたいと思います。

また、同席した方々と柏崎の歴史の話も交わしました。その方々に「鯨波戦争」を知っているかと尋ねたのですが、2人に聞いて2人とも知っていたのです。この史実はそれなりにメジャーなことなのかもしれないと思いました。知らなかったのは私だけだったのかなあと、不勉強を情けないとも思いました。

それはともかく、ただの日常のたわいもないことを話す会もいいのですが、今回のように懇親の席でも少し突っ込んだ話題を交わせる会も素晴らしいと思いました。ありがとうございました。

#2018年2月 #本会議 #施政方針

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