産業建設常任委員会 北朝鮮船
今日から12月定例会議の常任委員会の審査が始まりました。今日は産業建設常任委員会でした。傍聴議員として審査とその後に行われた委員会協議会に参加しました。
審査は、一般会計と下水道事業会計の補正予算関係が主な内容でした。
委員会協議会では「除雪計画」「空家等対策計画(案)」「国民休養地の廃止」「シティセールス行動計画第二次版」について当局からの説明がありました。
「空家等対策計画」は、昨年度全市における調査を行い、その結果を受けて策定し、来年度から本格的に動き出そうとしているものです。市民生活の支障となるような危険な空家(特定空家)についての対策、処分などが始まりますし、それより重要だと思われる「空家の発生の抑制」に力を入れていってっほしいと思います。いかに空家にさせないか、という予防的な対策に力を入れないと、空家になってからの対処的な対応だけでは先の見通しは明るくありません。また、来年度から国のシステムを使っての「空家バンク」を立ち上げるとのことでした。これにも期待をもっています。
「国民休養地の廃止」は仕方のないことかもしれません。敷地は15ヘクタール。今年度の利用者はおよそ1600人。トイレの水洗化などの保全改修にかかる費用がおよそ3億円だという見積もりもあり、昭和47年から続けていたことに今年度で、ピリオドを打つことになったようです。今後はまだ未定の部分がたくさんありますが、風力発電の設置場所になるという案もあるようです。
今朝、昨日の報道にあった「北朝鮮船の漂着現場」を確認してきました。柏崎市の荒浜海岸です。ちょうど松浜中学校の裏の海岸でした。
船の様子は報道の通りでしたが、実際に目の前にその実物を見ると、何とも言えなくなりました。こんな船で海に出なければならない北朝鮮の人たちの生活は日本にいては想像もつきません。報道ではこの船の中に一人、少し離れたところにもう一人の遺体があった、とのことでした。この船に乗っていた人ではないかと思いますが、彼らはどういう立場の人で、目的は何なのかは分かりません。もしかすると普通の漁師ではないかもしれないからです。
最近は日本海側のいたるところに北朝鮮の船やその残骸が漂着しているとの報道があります。ひどいなあ程度の、やや他人事のような気持ちでした。しかし、柏崎にもそれが実際に漂着してきたとなると、もうそんな悠長な気持ちではいられなくなりました。かといって何ができるのかは分かりませんが、北朝鮮の脅威を現実なものとして受け止め、できる準備を整えておけるようにしたいと思います。
ちなみに、荒浜へ漂着したこの船は、荒浜港に漂着したものとして扱われ、柏崎市の方で処理をすることになるそうです。
また、この船とは関係がないのですが、この荒浜海岸は、波打ち際の近くまで車が通れるようになっています。波が穏やかならは普通に通行もできるように整っています。ただ、今日は海が大荒れで、その道路を車で通っていても波しぶきが飛んでくるようでしたし、強風で車もふらつき、海に落ちそうになるくらいでした。以前は原発の避難道路として考えていたのかもしれません。
このような事件というか話題になっていることに対して、議員は可能な限り自分の目で確認しておく必要があると思っています。市民の皆様との会話の中や議会での話題に出てきたときに、自分の目で確認してその空気を感じた者として話に参加することが大切だと思うからです。これからもいわゆる現場主義で議員活動をしていきたいと思います。