一般質問2日目
今日は一般質問2日目で、6人の議員から以下のような質問がありました。「農業施策の課題と展望」「原発」「ギャンブル依存症」「高齢化社会と持続可能な公共交通に向けて」「エネルギーのまち柏崎」「骨髄バンク事業推進」「介護人材確保」「新入学児童生徒学用品費等の入学前支給」「障害者福祉」「社会的自立が困難な若者への支援」などについての質問でした。特に若井恵子議員からの質問にあった、障害者の就労支援やひきこもり支援センターの設置については、私も日頃から研究している内容のものでしたので、大変興味深く聞いていました。
現在、柏崎市の障害者の就労状況は、国が目標としている2.3%にははるかにおよばない1.78%です。With YouさんがA型雇用で頑張っていますが、市全体としてはまだまだ不十分です。また、ひきこもり支援センターは市が来年4月に開設を目指しているものです。ここは、義務教育卒業から60歳までを対象とするということですから、市の力の入れようが分かります。中学校での不登校から卒業してもなかなか高校へも行けず、ひきこもりがちになってしまう人が散見できる状況から、この支援センターの開設は待ちに待ったものです。私も一般質問で、高校で学校不適応を起こした時の対応について質問したこともありましたので、市が動き出したことは大歓迎です。
さて私は、「柏崎市の通級指導教室の今後」「柏崎市の小中学校の統廃合の方向性」について質問しました。通級指導教室といってもピンとこない方も少なくないと思いますが、現在柏崎の学校が落ち着いていることの大きな要因の一つがこの通級指導教室だと私は考えています。専門の担当の先生が適切な指導を行うことで、軽度の障害がある児童生徒をしっかりと成長させていっています。しかし、さらなる充実を望む声がある中、教室の増設や指導教員の増員がかなっていない現状があるのです。
また、小中学校の統廃合に向けては、現在高柳中学校区でその動きが実際に行われているようですが、それ以外の特に複式学級がある小学校区での動きはまだないようです。今後はこの複式学級の解消を目的とした小学校の統廃合の動きが始まるかもしれません。だって、5年後には小学生が300人、中学生も240人くらいが減るのですから。
私は統廃合を推進するべきとする立場ではありません。今まで目をそらしてきたことにしっかりと目を向けて取り組んでいこう、と主張しているのです。
特に学校の統廃合については、タブーとは言いませんが、なかなか触れられてきていませんでした。必要があるようで、でも地域から学校がなくなることには賛成できない、あまり話題としてほしくない…、といった気持を皆さんはもっていたのかもしれません。でも、統廃合する、しない、という問題を含め、これからの子どもたちの人数がどうなっていき、子どもたちの教育環境をどう整えていった方がいいのか、という課題をしっかりと話し合っていかなければならないことは確かなことだと思います。決して目をそらさず、対峙して、ある程度の時間はかかると思いますが、責任をもって結論を導き出すべきことだと思います。これは市の当局の人だけの問題ではなく、学校区の住民の皆さんと一緒になって考えていくものだと思います。
インターネットで見てくださったり、FMピッカラで聞いてくださった方、今回の私の一般質問に関してのご意見をお聞かせいただけると幸いです。今週の終わりくらいには、このサイトのトップページにも貼り付けてある「柏崎市議会映像配信」で一般質問の様子が確認できるようにもなります。
#2017年12月 #一般質問