12月定例会議スタート
今日から12月定例会議が始まりました。補正予算を中心に各常任委員会に付託されたものを審議していきます。ある方は「議員は一般質問をしてなんぼ」、と言います。一般質問もとても大切なことだと思いますが、それ以上に当局が提出してきた議案等をしっかりと審議し、常任委員会で当局に提出された議案等に対して質していくことも大切です。チェック機能としての議会の役割も大きい、ということです。
今日の本会議では、副市長からの議案等の説明があったあと、委員会発案としての「軍事的挑発を繰り返す北朝鮮を強く非難し、日本海沿岸の警備強化を求める決議」を全会一致で決議しました。北朝鮮によるミサイル発射や核実験などが行われるたびに同様の非難を柏崎市議会として表明しています。一つの基礎自治体からの発信が国に届き、国としての行動にどれだけ影響を及ぼせるのかは分かりませんが、自治体としての意思を示すことで、市民あるいは国民の意識づけには効果があると思います。
午後からは新庁舎建設特別委員会が開催され、現庁舎土地利活用についての進捗状況、本会議場と委員会室の設備、新庁舎敷地土壌汚染調査結果についての報告、質疑、議員間討議が行われました。そこでの報告の中に以下のような情報もありました。
・現庁舎の本館と第二分館は1972年頃の同時期に建てられた。耐震診断の結果、本館は4段階のうちのB評価(悪い方からABCDの順)、第二分館はD評価だった。
・現庁舎(本館・第二分館・教育分館)すべての解体にはおよそ4億9000万円かかる。本館だけならおよそ3億4000万円。現庁舎の敷地に打たれている「杭」666本をすべて撤去するにはおよそ2億7000万円かかる。
・現在市として永年保存しなければならない書類、文書は30cm四方の段ボール7500箱分ある。この置き場として、現在の第二分館や教育分館を考えている。
このような多くの情報を市民に投げかけた中で意見交換しながら、みんなが納得できる方向に進められるようにしていきたいと思います。