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9月定例会議始まりました

今日から9月定例会議が始まりました。通常の定例会議は9月22日までとなりますが、引き続き決算特別委員会としての議会を行いましので、その最終日は10月10日になります。

今日は9時から議会運営委員会で本日の日程と請願や議員発案の扱いについて確認しました。その後10時から本会議として補正予算や条例等の議案の説明を受けました。

本会議後、全員協議会として8月中に市役所職員による不祥事事件の発生や過去の不祥事事案の発覚が相次ぎ、市民の皆様からの信頼を損ねたことについての説明がありました。その説明を受け、質疑を行いました。その説明や質疑の内容についてはスペースの関係等でここでは記しませんので後日議事録等でご確認ください。以下は不祥事等についての個人的な意見です。

どんな職業であっても、特に公務員であっても、不祥事、社会通念上の不適切な行為は絶対に起こらない、とは言い切れません。どんなに研修を積んでも、上司による指導をしても、残念ながら0にすることは困難なことだと思います。それでも不祥事を0にしていくために、組織全体が一丸となり、取り組みを考え、実行していかなければならないと思います。

不祥事を行った職員への罰則や処分を重くしたり、氏名と行った行為を公表するということだけでは本質的な解決にはいたりません。イソップ物語の「北風と太陽」ではありませんが、処分の厳格化とともに、不祥事を起こしにくい職場の雰囲気づくりに力を入れることも忘れないでほしいと思うのです。居心地のいい職場であれば、仕事上でもプライベートな悩み事でも相談しやすい上司や仲間がいれば、休暇を取りやすい雰囲気があれば、未然に防げることはたくさんあると思います。このようなことは当局も今までに考え、様々な取り組みをして現在に至っているのでしょうから、新たな視点での取り組みを考える必要があるのかもしれません。

そこで2つ提案があります。

〇市役所内にBGMを流す。8:30から5:15までずっとということでなくても、始業前の朝の8時からの30分間や1時間とか、お昼の12時から1時までとか。来庁者の待ち時間の気分転換になると同時に職員の気分もリラックスするのではないでしょうか。それがうるさいと感じる来庁者もいるかもしれませんので流す音楽の選曲は大事です。

〇市長室を常時インターネットで中継する。実はこれを行っている自治体は既にあります。市長が食事を摂っている様子も流れます。部屋での会合、執務の様子なども興味がある人はそれなりに見ているとのことです。市政の見える化の分かりやすい一つとしてやってみるといいと思うのですが。桜井市長は人気がありますし、さらに好感度も上がるかもしれませんね。

いかがでしょうか。不祥事の根絶とは直接結びつかないかもしれませんが、こういう視点があってもいいと思います。

不祥事をはじめ問題と思われる事件等があると議員としてはどのようなスタンスでいればいいのかを考えます。その事件を徹底的に追及して実態を市民に明らかにしていこう、起こってしまったことは仕方ないから再発防止のためにどうしていくべきか一緒に考えよう、事件が発生した集団に任せておこう、など・・・まだあるかもしれません。何が正解かは分かりません。ただ、事件をつまびらかにして当事者を糾弾したとしても、組織として失った信頼を回復することにはなりません。全てを白日の下にさらすことが必ずしも正しいことだとはいえず、それによって物事が全て解決するというわけではないことも真実かもしれません。

議員としては、悪を暴くという視点だけではなく、その後のことを考え、市民全体にとって不祥事が発生発覚する前よりも、より市政がよくなっていくことが望まれているとらえ、よほどゴシップ好きでなければいつまでの当事者のことを取り上げるのではなく、組織としての責任の所在を明らかにして、今後の対策をしっかり整えていくことに協力していくことが大切だと思います。

また、議員として、事件が公表される前や公表されていること以上の情報を知ったならば、議会全体として共有し、議会として今後どうしていくのかを考えるべきではないかと思うのです。事件の関係者からの情報を得たとしても、それを盾にどこかと個人的に交渉するのではなく、議会全体として情報を共有した上で各所と話し合いをすればいいと思うのです。特に被害者がいたり、必要以上の個人情報がさらされたり、事件以降の活動に大きなマイナス影響が出ると想像されるものについては、ただ正義感ということだけで個人的に突っ走ることは考えものです。選挙対策なのか、と変に勘繰られてしまいかねませんから。議員個人や少数の議員だけが情報をもっているような状態では「議会」としての追及や再発防止に向けての検討が遅れてしまうように感じるのです。これは災害であっても同じかもしれません。

国政では野党側が与党側の不祥事を徹底的に追及し国民に明らかにして、ひいては政権交代につなげていこうとする流れは分かります。しかし、それが市議会など基礎自治体の議会で同様な流れや考え方のもと、執行部や不祥事を起こした団体を糾弾するだけの追及になるのはいかがなものかと思うのです。原因追及や処分の妥当性を考えるとともに、今後を考えた建設的な意見交換こそ必要なことだと思います。

不祥事など問題を聞きつけると鬼の首でもとったかのように大騒ぎをするような議員はいないと思いますが、糾弾するだけでなく、変な表現かもしれませんが、落としどころを考えた意見交換を行っていければいいと考えるのです。変に妥協するということではなく、今後を考えたとき、より早く信頼を取り戻せるために協力し合った方がいいと思うのです。

くどくなってしまったようで申し訳ありません。柏崎市議会議員はこのようなことは重々承知しており、ことあるごとに26人が共通理解し、同一歩調で物事にあたっています。

午後からは各常任に員会で付託された議案についての打合せをし、原発特別委員会の正副分科会長打合せ、広報広聴常任委員会があり、決算特別委員会運営会議を行いました。

#2017年9月 #定例会議 #不祥事

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