一般質問1日目
6月定例会議の一般質問の1日目が終了しました。今日は私を含め6人から一般質問がありました。「市長の目指すシティセールスについて」「中学生へのピロリ菌検査・除菌の無償化について」「女性が活躍できる社会を目指して」「高齢化社会に向けての今後の取り組みいついて」「柏崎市としての若者支援・子育て支援等を通しての定住促進について」「中小企業支援に関する事業の成果と課題について」質問がありました。それぞれの議員の立場や問題意識によって、柏崎市の様々な面からの質問でした。議員それぞれは得意分野がありますし、市民の暮らしやすさを考えたときにも議員によっての切り口は違ってきます。ある偏った面からの質問だけでは、真の市民の願いをくみ取っていないことになりかねません。そういうことからも、議員の数は少なすぎてもいけないのではないかとも思います。
今回私の一般質問では、正直満足のいく、あるいは納得できる答弁は少なかったです。私の質問内容も30分という持ち時間のわりに多く、当局からの答弁に対しての追質問が十分できなかったことは反省点です。
大きな一つ目の「柏崎市としての若者支援・子育て支援等を通しての定住促進について」の「ふるさと同窓会応援補助金」については、その事業のよさはある程度理解してくれたようですが、他のことで支援していることがあるという理由から導入には積極的ではありませんでした。また、「中学3年生以下の児童生徒を3人以上養育している保護者への給食費補助」についても、今行っている第2子や第3子への保育料の補助などからそれ以上に広がりを感じさせるような回答ではありませんでした。どちらもこの事業を行うことで柏崎のよさを全国に発信していき、魅力度アップにつなげる方策なのですが、財政的なことなのか、新しいことへは臆病になっているのか、他の自治体のまねをするのが嫌なのか、現状維持を上手に言葉を変えて言うのみだったような感じでした。
大きな二つ目の「柏崎市の学校教育等について」の「柏崎市のキャリア教育」については、現在の柏崎市のキャリア教育の実施の方向性や状況についてもあいまいな答弁だったように感じましたし、官民が連携協力して中学生の職場体験を充実させてほしいという願いを残念ながらくみ取ってはいただけませんでした。私が教員をしていた頃に比べ、キャリア教育、特に職場体験へかけるエネルギーが今の学校現場には少ないような気がしました。私がやっていた頃も様々ないわゆる抵抗勢力がありましたが、とにかく職場体験は5日間行うことに意義・意味があるという信念で、やり遂げていました。先生方を忙しくしたので評判は良くなかったかもしれませんが、生徒や保護者には大変好評だったと思います。確かにその当時に比べ学校現場も忙しくなっているのかもしれないのでしょうが・・・。また、「柏崎市におけるLGBTの理解促進」については、学校教育への導入についてはあまり積極的ではなかったものの、市の施策等についてはLGBTの視点をもった取組を行っていくという回答がありましたので、これに関してはそれなりの必要性を市としても感じているようでよかったと思いました。
#2016年6月 #一般質問